伊勢崎市観光ボランティアガイドの会

(愛称=伊勢崎まちガイド)

伊勢崎まちガイドは、平成14年3月に結成された市の観光をPRするボランティア団体です。現在約30人で活動しています。50代から80代までの幅広い年齢の人が一緒にいせさきの魅力的な場所や文化遺産をガイドすることはもちろん、イベントへの積極的な参加も、団体の特色です。口べたでガイドは上手に出来ない人でも、まず「自分たちが楽しむこと」をモットーに、市内外に伊勢崎の魅力を発信しています

 

まちガイドの活動

毎年、ゴールデンウイーク時期には、無料で華蔵寺公園内のツツジなど見どころをご案内しています。
華蔵寺公園東口付近に受付テントがあります。どうぞお声掛けください。

毎年6月には赤堀花しょうぶ園でガイドを行い、花しょうぶや国指定史跡「女堀」について説明しています。今年も花しょうぶ園でお会いできるのを楽しみにしています。

(月に一回定例会を赤石楽舎で開催するほかに勉強会を随時開催し、伊勢崎市の新しい魅力の発掘に努めています。)

織物ボランティア 「織りの会(おりのかい)」

織りの会は、平成21年3月に発足しました。伝統的ないせさき絣を幅広く知っていただくことを目的に活動している会です。
主な活動は、市内小学校の児童を対象とした体験学習の指導で、郷土の産業としてのいせさき絣について学ぶお手伝いをしています。また、会では、伊勢崎絣の伝統を絶やさぬように、新しいボランティアの育成など活動範囲を広げています。

 

「織りの会」の活動

子ども達ひとりひとりが10cm四方のコースターを、高機(たかはた)と呼ばれるはた織り機で、教えられたとおりに手と足と頭を使って織り上げます。織物の仕組みを実体験できる機会が与えられることによって、かつて市を栄えさせた織物に興味が沸くきっかけになるようです。

伊勢崎絣の歴史

伊勢崎市は、赤城山の南面に位置していています。火山灰が多く含まれた、水はけがよい土地のため、桑の生育に適していて、古くから養蚕が盛んになり、銘仙の産地として発展してきました。
1200年以上の歴史を持つ伊勢崎の織物は、江戸時代中期に伊勢崎縞・伊勢崎太織で銘仙の基礎が築かれました。明治から大正・昭和の初期にかけて、珍絣や併用絣などの「伊勢崎銘仙」の産地として、全国に知られるようになりました。
織物産業の全盛期には、伊勢崎銘仙の持つ質実さを評価され、当時の学習院長でもあった時の大将、乃木希典によって学校着として採用されました。
戦後、生活様式が着物から洋服に切り替わったため、織物業界は需要が激減し、伊勢崎銘仙も大打撃を受け衰退を余儀なくされてしまいました。
しかし、一本一本ていねいに織られた伊勢崎銘仙の良さは根強い人気に支えられ、昭和50年には伝統的工芸品「伊勢崎絣」として国の指定を受け、今に至っています。
最近では、反物以外でも贈答用や土産用などに最適なネクタイやテーブルクロス、絵かすり、のれんなど小物類も多く作られ、より身近な伊勢崎の伝統工芸品としても、受け継がれています。